がん細胞を自死(アポトーシス)に追いやるがん予防食材とは?

2019年(令和元年)5月20日(月)、東京神田錦町にある学士会館で、垣添忠生先生(国立がん研究センター名誉総長)による「人はがんとどう向き合うか?」というテーマのご講演を拝聴する機会を得ました。

垣添先生の奥様はわずか4mmのがんが見つかったものの「小細胞肺がん」という進行度が速く、しかも転移しやすいがんであったため、手術はせず、陽子線治療や2種類の抗がん剤治療をされましたが、全経過1年半でお亡くなりになりました。

抗がん剤治療時の副作用の口内炎がかなりひどく、とてもつらかったそうです。

そして、垣添先生ご自身も早期の大腸がんと腎臓がんを経験されています。

奥様が亡くなった後、しばらくの間、昼間は国立がんセンター(現・国立がん研究センター)の名誉総長としてのお仕事をこなし、夜はお酒を飲んでばかりの生活をされたようです。

その後、四国の八十八カ所霊場のお遍路巡りをされたり、筋力・体力増強のためのトレーニングや居合道などをされたりしています。

日本では、がんが死因第1位(全死因の約28%)であり、一生のうちで2人に1人ががんになり、年間約100万人ががんにかかり、約37万人ががんで亡くなっています。

がんの原因は食事35%、たばこ30%、感染症10%、その他25%と言われています。

がんは早期に発見できれば、ほとんど治りますが、いつ、どこにがんができるかは、ほとんど予測できないのが現状です。

定期検診や人間ドッグなどで早期発見を心がけることはとても大事ですが、現在の受診率は大腸がん検診(40~69歳)で男性41%、女性35%であり、乳がん検診(40~69歳)で34%に止まっています。

この講演をお聴きして感じたことは、がん細胞ががん化して腫瘍を形成しないうちに叩くこと、つまり「がん予防」にもっと力を入れるべきだということです。

これまでのがん予防は、たばこや過度の飲酒を控えるとか、塩分をとり過ぎないとか、バランスのとれた栄養をとるとか、適度なスポーツをするといった生活習慣の見直しに重点が置かれています。

私は、たとえば上図のハチミツのように、もっと積極的な予防法(Positive prevention)、つまり、発生したてのがん細胞を自滅(Apoptosis)させ、増殖(Proliferation)を防いでくれる食材(がん予防食材)を日頃から積極的にとる生活習慣を提唱したいと思っています。

そこで、動物実験や試験管内実験で、いろいろな部位のがん細胞を自滅させ、増殖を防いでくれるがん予防食材(抗酸化作用・アポトーシス作用・腫瘍壊死因子抑制作用・抗増殖作用・免疫調節作用・抗炎症作用・エストロゲン作用などを持つ食材)には、どんなものがあるのかをPubmedという検索エンジンを用いて、医学分野で代表的なデータベースのMEDLINEで検索してみました。

その結果、いろいろな部位のがん細胞に対し、積極的に予防する可能性のある一般的ながん予防食材(有効成分)として、しょうが(ジンゲロール、ショウガオール)、うこん(クルクミン)、にんにく(アリシン、ジアリルジスルフィド)、ブロッコリー・カリフラワー・キャベツ・ケールなどのアブラナ科野菜(スルフォラファン)、きな粉(大豆イソフラボン)、煎茶(エピガロカテキンガレート)、トマト(リコピン)、エキストラバージンオリーブオイル(オレウロペイン、チロソール、ハイドロチロソール)、ハチミツ(ケンフェロール・カテキン・ケルセチンなどのフラボノイドやカフェイン酸・没食子酸などのフェノール酸)などが検索されました。

これらのがん予防食材は、がん免疫機能とは別に、がん細胞の転写過程や増殖過程などで、がん化をブロックしてくれます。

そのため、できるだけ上記のがん予防食材を日頃から積極的にとるように心がけると、かなりの確率で、さまざまな部位のがんの増殖を食い止め、がん化を防ぐことができます。

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