【食医研クイズNo.1】ナッツ類で高めの血圧を確実に下げるのは?

あるテレビの健康番組で、「この食材が高めの血圧を下げる!」というテーマが取り上げられていました。

高めの血圧を下げるのは「ピーナッツ」ということでした。

そこで、視聴後に、”ピーナッツが高めの血圧を下げる”というようなエビデンス(科学的根拠)となる学術論文があるのかどうか検索してみました。

その結果、私が調べた限りではそのような学術論文は見当たりませんでした。

関連の学術論文を調査した結果、私だったら「このような問題を出すのに」と思い、問題を作成してみました。

問題1.次のナッツ類のうち、高めの収縮期/拡張期血圧を下げるのはどれか?

①アーモンド ②クルミ ③ピスタチオ ④カシューナッツ ⑤ピーナッツ ⑥大豆

正解は、③ピスタチオです。

その根拠は、2015年にイランのイスファファン医科大学が報告した、以下の統合的評価(システマティック・レビュー)です。

nuts&bloodpressure

統合的評価(システマティック・レビュー)とは、これまでに報告された信頼できる複数の関係論文を信頼度の高い順に重みづけをして総合評価したもので、最も信頼できる学術論文です。

それによると、ピスタチオだけが、高めの収縮期と拡張期の両方の血圧を下げることを明らかにしています。

その理由は、ピスタチオには、ルテイン、β-カロテン、γ-トコフェロール、アルギニンなどが豊富で、これらが血管の炎症やプラーク蓄積を防ぎ、しかも血管を拡張するためです。

日本人の3人に1人は高血圧ですので、そのような方がお酒のおつまみにするナッツ類としては、「ピーナッツ」ではなく、「ピスタチオ」を私はおすすめします。